お知らせ
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工学会 会員だよりvol.2(2021年11月18日発行)
2024.07.04
はじめに
会長の酒川です。工学会から会員の皆様への情報発信を積極的に行っていく基本方針のもと、先ずは理事を含む役員(期別幹事)の皆さんへの情報ツールとして、本年2月に『工学会 会員だよりvol.1』を発行致しました。今日までに随分時間が経過してしまいましたが、数次に亘る緊急事態宣言の発出とワクチン接種率の飛躍的な向上を経て新規感染者数は大幅に減少してきており、大学では対面式授業が再開されてきております。10月になってから六会を訪れ、笹田事務局長と直接話をする場が持てましたので、最新情報を基に現時点での大学の状況の他、理事会・役員会に向けた工学会の活動方針等についての結果をお知らせしておきたいと思います。
1. 大学の近況
1.1 学部・授業の状況
前年度後記においは一部授業においての対面授業が行われてはいたものの、大部分はオンライン授業が中心でしたが、今年度になってからは前期の一部科目で,感染症拡大防止措置を徹底したうえで,対面での授業が実施されてきました。具体的には学生らは、入構2週間前からの日々の体温や体調の記録の他,入講時にはサーモグラフィーによる検温及び手指消毒等が義務化,徹底されています。後期も感染者数の減少傾向に甘んじることなく、安心安全に対面授業での学習ができる対策を講じるとともに,ICT教育のための基盤整備も進められています。
1.2 卒業生の状況
令和2年度の卒業者数は115名でした。コロナ禍の影響を受け、謝恩会は開催されませんでしたが、工学会から卒業生全員に対する記念品(印鑑付きボールペン)贈呈の他、学部長賞などの表彰者に次ぐ成績上位者5名に対して工学会長賞の表彰を行いました。また、2名の期別幹事(秋山葵さん,坪田裕暉くん)の選出も行いました。就職率はコロナ禍もあってか例年よりやや低下し88%でした。生物環境工学科の特徴としては、建設・住宅・不動産(学部内2位)、学習支援・調査等のサービス(同1位)、官公庁・団体(同1位)の割合が高いことです。これらの業種からの求人が多いことが反映された結果と言えます。
1.3 新入生の状況
今年度の入学者数は、定員厳格化の影響もあり慎重な合否判定の結果、定員の130名をやや下回りました。
2. 学部校友会の状況
工学会は学部校友会の一分会として位置付けられていますが、大部分の運営資金は本部校友会から毎年8月頃に還付される学部校友会還付金を基にした分会交付金を歳入金として運営を行ってきております。7月末になって何の説明もなく内田会長(拓友会・会長)から任期の半分(1年半)を残して突然辞任届が出され、10月末に至るまで次期会長が選出されていない状況が続いてきました。この間、本部校友会は会長不在を理由に学部校友会還付金の支払いを先送りしてきましたが、11月13日の分会長会において正式に角笛会の鳥海会長が選出されるに至り、11月末には学部校友会還付金の交付が行われる見通しとなりました。
※学部校友会還付金の流れについて
「還付金」の意味は、準会員が負担しているため、分会は何らかの形で準会員に還付することが義務付けられていることによるものです。ご承知の方が多いことは承知しておりますが、この還付金の流れについて、改めて解説させて頂きます。この還付金は、全16学部の校友会会費は大学の本部校友会が準会員すなわち在学生(1年~4年)から、毎年4月に授業料と同時に運営費として1万円を徴収したものが、下の図のような区分で分配され、生物資源科学部では各分会には学部校友会から3千円が交付されることになっています。
この制度は平成15年から導入された「準会員会費制度」によるもので、分会によって異なりますが、工学会では発足当初は「年会費」制度、昭和48年からは卒業時の「終身会費」制度を経て資金力を高めてきましたが、平成15年度以降は本部校友会からの強い指導のもとに受け入れざるを得ない状況の中、今日に至っております。
3. 工学会の活動
工学会は会計年度が10月から翌年9月までの期間となっており、昨年度(令和2年)の予算として計上した歳入金が上記の還付金の未入により影響を受ける決算となりました。令和2年度の事業計画と予算のうち、大半はコロナ禍の影響を受けて活動が出来なかったことから、決算における歳出金額は少なかったものの、帳簿上は「赤字」の状況にあります。これらの詳細については後日お送りする理事会資料の場で説明させて頂きたいと思います。
3.1 令和2年度の活動実績
活動の詳細は理事会資料等でお知らせしますが、主な活動実績は次のとおりです。
- 会議の開催;理事会、役員会等の会議は開催出来ませんでした。
- 卒業生対応;卒業生記念品、表彰は実行しましたが、謝恩会は開催中止となったため、謝恩会補助は発生しませんでした。
- 準会員への支援;1年次と3年次の学生に事業計画で計上した図書「農業農村工学必携」を贈呈しました。
- 1年次のフレッシュマンセミナーについて飲料の補助並びに写真コンテストへの支援を行いました。
- 1年次のスポーツフェスタ開催中止を受けて、新入生記念品として学生から提案のあった現地見学会におけるタオルを製作し、贈呈しました。
- 2年次の測量実習において、コロナ感染対策として「ゴーグル」の支援を行いました。
3.2 今後の理事会・役員会の開催方針
理事会は本来、決算、会計監査が終わった時点で開催し、承認を経て次年度の事業計画・予算案を諮り承認を頂いた後、役員会を開催して承認を頂いてから新年度(10月から)がスタートすることになっています。コロナ禍は終息に向かっているようではありますが、若年層の多い大学には慎重な対応を求める意見も多く、例えば学生の就職支援のためのセミナーであっても外部の施設利用はできていない状況です。このような状況から現状では対面式の会議開催が困難なことから、昨年同様「メール会議」形式により理事会・役員会を開催したいと考えております。ご理解、ご協力を賜りたく思います。
3.3 ホームページの維持・更新
工学会のホームページは細野理事の協力を得て、適宜維持・更新に努めており、web形式の就職セミナーのコーナーも開設し、活用されております。
https://bae-kougakukai.org/job_seminar/
「生物環境工学科 就職支援」で検索できます。
ご意見・ご質問の募集
「工学会 会員だより」は、大学の近況や工学会の活動状況等を情報提供することで、コロナ禍における工学会役員のコミュニケーションの補完と向上を目的としてスタートしました。皆さんからの積極的な質問・意見を頂き、充実して参りたいと考えております。配信手段としてはメールを利用し、事務局が把握出来ているメールアドレス先にお届けしたいと考えております。
ご意見、ご質問は何でも結構ですので、事務局宛の下記メールアドレスに自由にお寄せ頂ければ幸いです。お待ちしております。
工学会公式Eメールアドレス info@bae-kougakukai.org
事務局Eメールアドレス sasada.katsuhiro@nihon-u.ac.jp
TEL&FAX:0466-84-3836(地域環境保全学研究室 笹田直通)
工学会ホームページ https://bae-kougakukai.org
お問い合わせページ https://bae-kougakukai.org/contact/
工学会では、準会員(学生)への支援のひとつとして平成17年度(2005年)から毎年スポーツフェスタで着用するTシャツを新入生への記念品として贈呈しています。
Tシャツデザインは、学生が行なっています。 → 一覧を見る
平成30年度仕様